七頭蛇の洞統 / みはいる  新版ルールブックで公開されてます。  それによると……変化・幻術が抜けですな。  橙蛇娘々:五遁  紅蛇公主:召鬼  黄蛇大皇:長嘯  緑蛇真人:風水・卜占  黄緑蛇君:禁呪  碧蛇大仙:巫蠱  藍蛇教主:厭魅・厭勝 乗騎作成ルール  集中しないと飛べない変化のあなた、魚なんかに乗りたくない風水のあなたに朗報です。このルールを使えば自由な乗騎が簡単に作れてしまうのです。  さあ、ぜひぜひお試しあれ!  まず、乗騎が道具か仙獣かを決める必要があります。  道具は基本的に乗騎専用ですが、その分能力は高くなります。  仙獣は自分の意思を持ち、戦闘などに用いることもできますが、乗騎としての能力は劣ります。  道具と仙獣では作り方も成長法もまったく違っています。 道具  道具の乗騎(以下乗騎)は意思をもちません。そのため術者が操作しなければ操ることはできません。どんな乗騎でも普段は小さくまとめておくことができます。  また、乗騎はいずれかの洞統の仙術で作られるため、その洞統に束縛されます。  乗騎は12点の作成点を能力に割り振って作成します。 1速度  乗騎の速度は当然速いほうがよいことになります。そのため速い乗騎を作るにはたくさんの作成点が必要となります。乗騎の速度は数値で表記されます。 1:人間(徒歩) 2:人間(疾走) 3:馬 4:鳥 5:風火輪 10:風々車  速度の最高は10です。速度は不定とすることもできますが、その場合は速度の平均から作成点を求めてください。 2定員  乗騎に乗ることのできる人数です。術者以外の乗員一人につき、一点の作成点が必要です。 3機動力  乗騎の俊敏性、小回りのよさです。乗騎の回避は(機動力/5−術者以外の乗員数)になります。乗騎の回避が0以下になった場合、乗騎を戦闘に用いることはできません。機動力が0なら、回避のボーナスが一切なくなります。 4特殊能力  乗騎にはさまざまな特殊能力を持っているものがあります。乗騎にちなんだちょっとした能力なら1点で得ることができます。(炎をまとっていたり、自分で仰いでくれたり)  あるいは、1点で武器や仙宝の働きをさせることもできます。代用させる道具は乗騎と同じ洞統でなくてはなりません。さらにその道具は別に獲得する必要があります。仙術の効果をもった符として使えるようにすることもできます。  術の必要行使に等しい作成点が必要です。術は乗騎の洞統でなくてはならず、行使値は術者のそれに等しくなります。武器や仙宝、符として使用するときには、同時に乗騎として使うことはできません。 5定型能力  特殊能力の一種ですが、洞統によらず、共通でとることができます。 自律:2:乗騎に仮の意思があります。直接操作しなくても命令が可能になります。 拘束:2:乗員をしっかりと固定します。五光石の効果を受けません。 水中行:3:水中でもかわらず移動できます。 地中行:3:地中を移動できます。 呼吸:1:乗員一人の呼吸を確保します。重ねて取れます。 掘削:4:地面に穴を掘って進めます。この場合、速度が2下がります。  12点を使い終わったら乗騎の完成です。形状や名前など、詳細も決定してあげましょう。この乗騎を獲得するには9年の洞奉仕が必要です。道具の機能を持たせた場合はそれも余分にかかります。  完成した乗騎は更なる洞奉仕によって改良することができます。乗騎の改良は1回につき9ヶ月かかります。1回改良すれば1点の作成点がもらえ、それをつぎ込んで乗騎を強化することができます。これは、前回の冒険で獲得した徳値の数までしか行えません。たくさんの成長点が必要な場合、その一部だけをつぎ込んでおくことも可能です。GMが認めるなら、あらかじめ改良された乗騎を得ることも可能です。  しかしたいていは条件が示されたり、何らかの使命を受けたりするでしょう。 仙獣  仙獣はPCと同様に能力値や技能値を持ち、また自分の意思で行動することができます。道具と違って戦闘に用いることもできますし、必要なら単独での行動も可能です。何らかの動物に似た仙獣はその動物そっくりになることができます。  仙獣は基本となる仙獣を成長させ、強化していくことができます。基本となる仙獣のデータは以下のとおりです。 体力4 体格10 器用1 機敏4 知識1 知覚4 意志4 仙骨1 魅力1 攻撃/受け2 回避1 仙術行使× 仙術抵抗2 生命値13 天命数1 精神値4  成長には以下の選択肢があります。作成時には40回の成長を行えます。 1巨大化  仙獣のサイズを大きくします。体力、体格に+1します。これには判定は必要ありません。 2能力値上昇  いずれかの能力値を上昇させることができます。  2Dを振り、出目が上昇させたい能力値以上なら能力値が1上昇します。失敗した場合は次回の判定に+1のボーナスを得ます。この修正は累積しますが、上昇に成功した場合は0に戻ります。判定なしで確実に成長させることもできます。  この場合、能力値の変化による技能値、耐久値の変化が起こりません。また、判定を行っても成功率がまったくない場合には判定なし成長は行えません。 3技能値/耐久値上昇  いずれかの技能値、または耐久値を上昇させることができます。  ただし仙術行使を上昇させることはできません。キャラクターの成長判定と同様に扱ってください。 4速度上昇  乗騎の移動速度を上昇させます。  速度の初期値は機敏修正+1ですが、これを上昇させることができます。技能値と同様に15+現在値を目標として判定を行ってください。  成長に使用する能力値は機敏/仙骨です。失敗した場合に得られるボーナスも同様です。 5乗員追加  仙獣に乗れる人数を増やします。  乗員の初期値は体格修正−2人です。これには飼主も含みます。  技能値同様に15+現在値を目標にして判定を行ってください。成長に使用する能力値は体力/体格です。失敗時のボーナスも同様です。  ただし乗員の最大値は体力修正人です。 5仙術行使獲得  仙獣は本来仙術行使を持つことはできません。しかし限定された能力として仙術行使を持つことは可能です。仙獣の仙術行使は特定の仙術のみにしか使えません。  通常どおりの成長判定を行い、成功すればその術への仙術行使が1になります。  行使値が必要行使に満たなければ仙術は使えないことに注意してください。  複数個の仙術行使を得ることで複数の仙術を使うことは可能です。 6特殊能力獲得  使役獣の獲得できる能力を得ることができます。ただし得られるものは限られます。能力の必要作成点/5+15を目標として成長判定を行ってください。  失敗した場合には+2のボーナスが累積します。成長に使用する能力値は能力によって異なります。獲得できる能力、およびその判定に使用する能力値は以下のとおりです。 会話:知識/仙骨 鋭敏な感覚:知覚/仙骨 特殊感知:知覚/仙骨 発見:知覚/仙骨 水中移動:機敏/仙骨 地中移動:体力/仙骨 感覚共有:知覚/仙骨 ダメージ減少:体格/仙骨 追加ダメージ:体力/仙骨 術者の能力値を上昇:上昇させる能力値/仙骨 縮小:知識/仙骨  成長によって能力値が変化した場合、技能値、耐久値にも影響を及ぼします。  ただし速度と乗員には影響しません。仙獣の回避の最低値は1となります。  体格修正の変化によって0以下になってしまう場合、ほかの技能値を下げることによって補填しなくてはなりません。その段階で最も高い技能値を1下げることで回避に+1することができます。  特殊能力として得た能力に段階がある場合、より上の段階を獲得することも可能です。しかしこの場合効果は重複せず、高いほうだけが有効になります。  40回の成長を行って作成したのが9年で獲得できる乗騎になります。形状や名前など、詳細も決定してあげましょう。  完成した乗騎は更なる洞奉仕によって成長させることができます。乗騎の成長は2回につき9ヶ月かかります。1度に同じ成長を行わせることはできません。  これは、前回の冒険で獲得した徳値の数までしか行えません。GMが認めるなら、あらかじめ改良された乗騎を得ることも可能です。しかしたいていは条件が示されたり、何らかの使命を受けたりするでしょう。  作成時の手間は結構面倒です。特に仙獣。GMがあらかじめ作成しておくことをお勧めします。バランスとかは気にしないでいただけるとうれしいです。  そもそもバランスなんて・・・ごほごほ(笑) http://f35.aaa.livedoor.jp/~sakaix/ouka/