「貴様の凶夜も今宵限り。私が貴様の終焉だ。
　――己が罪業、存分に悔いて逝くがいい」

　巌を削り出したような巨躯をもつ、四本角の鬼の一族の魔術師。持った回った言い回しに古びた比喩が特徴。アヤカシの家系、有角家の先々代当主の次男。四角黒色という強力な鬼気を持って生まれたが、アヤカシの生まれ持つ業に悩み、凡俗を棄てて出家。以後、百五十余年の時間を世界を放浪して過ごしてきた。
　幾人もの師や魔術師と出会い教えを請うが、結局彼の求める救済の道は見出せなかった。やがて災厄とその後の惨状を目の当たりにした彼は、魔術師として絶対である『傍観者の立場を棄てる』という禁忌を侵しながらも、人とアヤカシの入り混じるこの世界を救う事を決意する。
　たとえ忌避されようと構わない。退魔の手が届かぬならば、魔を討つのは同じ魔を持つモノにしか叶わぬことなのだから。

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「破戒だと？　愚かな。僧形の身とて我が姿は瞭然であろう。
　鬼の長子有角が一子。――即ち、純然たる破壊である」

経験点消費：185
▼能力値上昇
▼技能修得　２２０
▼常備化　８９
△１２０
余り２点