勤続２０年を越えているのに関わらず、出世も引退もせず現役を続けている第三班でも古株のクグツ。
　無銘無派、無手無敗を標榜する“某”流の武術家だった彼は、２０年前に千早重工に入社すると同時にサイバーウェア開発の運用試験のための実験体に志願した。以降、義体の試作開発には自身も先頭に立って参加し、ワークス以外の面でも貢献を重ねてきた。その後の年月で後方処理課は幾度となく危機に晒されたが、彼は飄々とそれ乗り越え現在に至る。気を練り絡穴を叩き壊す技は、義体化の力もあっていまだ全く衰えをみせない。
　短身矮躯、線のような目と口は笑みのカタチに固定され、滅多に開かることはない。黒ずくめを好む。二十歳も年下の奥さんあり。たまにノロケをみせる。また昭介、亮介という兄弟がいる。


◆『付喪夜話』の御蔵馬初音の孫に当たる。要は曽祖父似。この時代殺戮系譜は事実上瓦解しており、彼等ももう階位や“不愚戴天”を名乗る事はないが、彼等が人殺しの一族であることに変わりはない。
　ちなみに彼等の流派にはそれぞれ技の名前があるのだが、いちいち披露するのは大人気ないのである程度以上歳を取ると自主的に控える者が多い。

経験点消費：114
▼能力値上昇
▼技能修得
▼常備化

この人だけ変えるとこねえなぁ……タタラの特技を確認。ブランチも。