ID:B- AJ:13 JENDER:♀ HEIT:141cm WEIT:36kg
EYEZ:Blue/Darkblue HAIR:Blue SKIN:Yelow BIRTHDAY:6/6
「――安心していいよ。この雨は予兆。私がこの事件の真相に近づいてる証拠よ。私が真実に近づけば近づくほど、未来は私を押し流そうとするの。謎を解かれてしまうのが怖いのよね」
積層都市での生活に合わせ天候というものが完全管制下に置かれたニューロエイジにおいて、水色のレインコートを制服の上に羽織り、同じ色の長靴、傘までをもち歩く女子中学生。 彼女の名が世間に知れ渡ったのは今から4年前。当時絶対解決不可能と噂され、カテゴリAAAの迷宮指定を受けていた「サルリア帝国皇太子バラバラ公開殺人事件」「獄門高校不連続接続首吊り殺人事件」、そしてかの木城彩子による「ロクメンダイスエニーセブン事件」の三つの未解決犯罪に関わり、その解決に大きな貢献をしたことによる。 これにより彼女は歴代二位の9歳という若さ……いや、幼さでNIKの名誉称号、探偵伯爵の地位を獲得する。 実のところ彼女はこの時代の人間ではなく、歴史を左右する史上最悪の劣悪犯罪「全てが青になる事件(ケース・パーフェクトブルー)」を阻止するため数世紀を隔てた未来から時間跳躍によってこの時代にやってきたのだという。 事件の詳細については詳しく話せないものの、数年か、長くても10年以内に確実に起こると真顔で語る彼女の奇行は、他の探偵爵位を持つ変人奇人探偵の中でも群を抜いている。 フルウェットの癖にトロンに触ってはまるで動かないと当り散らし、最新鋭のサイバーウェアや全身義体を、まるで身体に鉄骨を埋め込む野蛮な呪術とまで蔑む。ヴィークルに至れば4輪で地面を走る車を見て大爆笑。 なんでも、彼女の全身は脳細胞の一片至るまで現代の技術では解析不可能な高度なサイバー化をされているという(未来ではソレが普通なのだと言うが)、高度すぎるあまり現代の低レベルな技術をまったく利用できないのだそうな。
しかし、他人には操作不能な「事象演算機ロトシックス」なる怪しげなトロンを弾き、誰も知りえないような関係者の情報をやすやすと導き出す情報収集能力と、現場に残されたごくわずかな痕跡からたちどころに事件当日の状況を克明かつスリリングに再現してみせる能力は高い評価に値するだろう。 また、シリアルキラー“クロス・クロウ・クロスワード”の起こした「九龍城ジェンガ式倒壊事件」では直接犯人を取り押さえるという対人格闘能力の高さも窺わせる活躍も見せた。 彼女は今日も、まだ見ぬ難事件を前に立ち向かう。 胸に勇気を、心に正義を、その手に空色の傘を持ち、世に悪を成す犯罪を一刻も早く解決に導くために。 いかな偶然か。彼女が真実に近づくとき、自然とその周囲には雨が降り始める。降りしきる雨の中、傘を広げ、彼女は舞台の上に真犯人を引きずり出すのだ。
経験点消費:154(未) ▼能力値上昇 ▼技能修得 160+40 ▼常備化 74 △120
|