――倫敦時計塔魔術機構。
　かつては世界標準時を刻む英国にあり、世界魔術協会においても屈指の勢力を誇った魔術機構は、災厄とともに氷の下に閉じ込められた。
　だが、霧の都にそびえる時計台はその文字盤の針を止めることなく、世の秘蹟、奇蹟を蒐集し集積して根源なる一＝“魔法”への模索を続けている。

　悠は倫敦時計塔の大儀式「エヴァレットEWI」が設計した魔術の堕とし子だ。複数の母親から同時に生まれ、無限に連なる並行世界を知覚できる「百万回を生きる少女」である。並行世界から自分の「勝利の可能性」を呼び起こす運命体系の魔術とともに、電脳化した古典魔術エミュレータによる汎用「剣と魔法」の魔術を得意とする。
　傲慢かつ尊大、正しく強い魔術師の典型的な姿であるが、その性格は幼少時に移植された竜の遺伝詞による影響が大きく、興味をもった希少品は自分の所有にしなければ気が済まないという、幼稚で短絡的な一面を持つ。

◆コンボその他
セットアップ：ミラーイメージ起動（知覚を組み合わせない限り３／４で攻撃は外れる。山札を引いてスペードの時のみ）
マイナー：増幅杖準備、マジックフォーメイション、アストラルウォール起動


「幻想空間・永劫の大地（phantasmagoria ”Land Of Eternity”）。
　これは私の勝利の可能性の体現。――貴方には抵抗すら許されない」
　＜※合技＞＜運動＞＜隠密＞＜元力：光学＞＜自我＞＜※分身＞

「そう、そんなに派手なのがお好み？
　それなら魅せてあげるわ。凡人には不可能な魔素の浪費と狂気の沙汰の天候制御。生命すら酷使する古典魔術の酔狂の極致――“隕石墜とし（Meteor Strike）”。
　さあ。精々驚いて、惨めに泣き喚きながら滅びなさい」
「――響け、奏でよ、刻限を告げる第九の鐘音！！
　大転送『汎元統一魔術機構・倫敦時計塔(Sorcer-law“The Clocktower”)』！」

経験点消費：885+153
▼能力値上昇：120
▼技能獲得：120+230
▼ブランチ：80
▼装備：10+445
△基本値：120