「……君は実に馬鹿だな」

　河渡連合、音羽組預かりの食客。一諾などと言う字を持ちながら他人の頼みなど一顧だにしないことから“不諾斎”と揶揄される。神経質な細面は血色も悪く、タタラめいた雰囲気を引き摺っているが、剣の腕は他者の追随を許さない。
　傍若無人を絵に描いたごとくの行動に加え、口を開けば「断る」としか喋らない彼は幹部を初め構成員たちからも敬遠されており、両者の関係は良好とは言えない。だが南海子は彼の腕だけは信頼しているようで、今のところ彼が音羽組を追い出される様子はないようだ。
　同じく音羽組食客の鳳玄八とはあまり馬が合わず、些細なことが原因で斬り合いに発展したことも一度や二度ではない。


◆元、遊月道場師範でひなたの兄弟子にあたる。剣術とは殺人のための技術であるとの信念を持ち、道場剣術を心の底から嫌っている。
　道場主の日向が夭逝した折、一色達彦に雇われてひなたを斬り、道場を離れた。その後一色組とも仲違いを起こしたが、その原因は単に自分に弟子をあてがわれた事が気に入らなかったためだった。


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「断る」
「駄目だ」
「邪魔だ」

経験点消費：144+1
▼能力値上昇
▼技能修得　60+130
▼常備化　74
△初期経験点 120